かあちゃんの自問自答
「今年は やる、、」
(なにを?)
「今年が最後になると思うで」
(だから、ぁ、なにを?なんや・・)
「 私かあちゃんは 十年余りの間マリーナ開きには
旦那おっさんが仕留めてきた猪🐗を 野菜などを入れて汁を作り
何人かは美味しいで~と言い、何人かは美味しいのかどうかも
無反応でもあり、それでも長い間作ってきた。それが・・・・」
(それがどうしたん?)
「旦那おっさんはの今はごらんのとおり 鉄砲も止め、外へ出ることもナシ
鉄砲時代の仲間も 音沙汰は無し 、猪の肉もナシ、で
今迄は猟に行ってたから、肉もたっぷりとあったから、汁にして振る舞った。」
(それでぇ~ もう嫌になったんか?)
「思案中なんや、 無い猪肉を確保するため 音沙汰なしの昔の猟仲間に
連絡するのも 二の足を踏む・・・その人たちも 高齢者になっている」
(そうやなア、 一度くらいは ええとしても 良い返事がないと
嫌な思いもするし)
「マリーナの しげみママに どうーー言うおーー
同じことはずっとは 続かない 母ちゃんも若くなくなってしまった。
毎年さ~しげみママが 案内状に 母ちゃんの猪なべ””””なんて書いている
・・・のに もう止めるなんて いえるかあ?」
(でも、、黙っていたら分からなで~~)
「作るのは ウチなんだから遠慮は要らねえ、、、うんそうやで、、
それに 大勢のひとの 食べるものは もしも、体調が どうにか
なったときにゃ 大ごとになって来る。
きのうも、 どこかのホテルか、旅館かで 食べ放題の牡蠣貝で
何十人が 食中毒、 そんなんはカナン、カナン
\(◎o◎)/! (≧▽≦) (@_@) (´◉◞౪◟◉)
(明日にでも、今年はやるけど、来年は、よーーせん、、と言ってみたら?)
「そうするわ、、マリーナ開きの方法も変えてもいいかもしれない」
(それは、あの子たち三人が考えること だから どうしろこうしろは
考えなくてもいいよ母ちゃんはさ)
「平成も 終わるし キリがいいかもね」
(キリがいいとかは かあちゃんが勝手に思うだけだよ。
かあちゃんは 来年からは猪鍋はもう、しないよ…と、
それだけを、知らせたら良いんだよ)
「ハイそうだね、 分かりました もう一人のわたし 美知子おおきに。
今年は気張って 最後の猪汁をこさえるでえーーーー」
(うんうん、それでいい、 二月もうじき過ぎて行く 三月になったら
早いで、 なにもかもが~~~よ) 🏃